兵庫県の認定こども園定員超過事件について

先日、兵庫県姫路市の認定こども園が定員超過で児童を受け入れ、

給食などがカットされていたという報道がありました。

 

問題はただの定員超過だけではなかったようですね。

 

・定員超過

・定員を超えた分は、私的契約

・一食分の給食が少ない

・市の監査の日に私的契約の児童を休ませて摘発を逃れる

・保育士の水増し申請(給付金不正受給)

 

私的契約をもちかける園が悪いのはその通りですが、それを了承して預ける親がいるということです。

 

どこにも入れなくて、困って、困って、退職しなければならないという不安を抱えて、

悪いことだとわかって、契約したんだと思います。

 

悲しいですよね。

園がやったことは、とっても悪いことなのに、それをしたおかげで

退職せずにすんだママがいるということです。

 

保活セミナーなどでは、「絶対に退職しないで」っていわれます。

退職したら、点数が一気に下がって、保育園に入ることは非常に難しくなるからです。

 

保活は、ママが自分のキャリアや夢のために働きたいとか、お小遣いがほしいから働きたい

とかが理由の大半なわけじゃなくて、

きっと、複雑な家庭の事情があったり、そのママが復帰しないと、会社経営的に非常に厳しいところに立たされる会社もあるはずなんです。

 

不正は摘発されたり、内部告発されたりして発覚させなければなりません。

ただ、その摘発によって、園児の行き場がなくなることも、あってはなりません。

 

氷山の一角であろうこの問題。

まだまだ続くのでしょうか。

 

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