東京都ベビーシッター利用支援事業とは?

東京都ベビーシッター利用支援事業とは、東京都が推進する、待機児童対策で、保育園に入れない児童の親が、保育園に入るまでに利用できる、2019年1月にスタートした事業です。

この事業に参画するには、それぞれの自治体が手をあげる必要があり、目黒区もこの支援を活用できます。

 

支援事業の内容は、

1時間あたり2200円上限のベビーシッター代を1時間250円の負担で利用できるというものです。

 

支援事業負担額が雑所得になって利用者の税負担が増える問題

実は、この東京都ベビーシッター利用支援事業には大きな落とし穴があります。

それは、東京都や区が補助してくれる、ベビーシッター代の差額が、利用者の雑所得となり、納税の対象となるからです。

 

具体的な計算方法については、下記リンクのブログ記事で紹介していますが、

 

私の場合の雑所得は、

1950円x9.5Hx20日=370,500円(月額)

 

月額負担税額は(税率を20%と仮定)

370,500円x0.2=74,100円

 

実質の月額負担額

利用料47,500円+税負担74,100円=121,600円!!!

 

保育園に入るまでの6ヶ月間で合計729,000円の出費!

 

上の子の80万に迫る勢い!なんにも改善していないーーー!!!!

私はそれでもこの事業を利用して復職していますが、この事業を利用する方は、そのことを十分にご理解のうえ、利用されることをおすすめします。

 

私の場合の具体的な計算や心情はこちらのブログ記事で紹介しています。

東京都ベビーシッター利用支援事業の混雑

2019年9月現在、東京都ベビーシッター助成制度(ベビーシッター利用支援事業)は、需要過多のため、指定のベビーシッター事業者が利用希望者にベビーシッターを紹介できない状況が発生しています。

 

その理由は、

東京都の指定した特定の研修を受講した(もしくはそれが免除される資格を保有している)シッターでない限り、その制度を利用することができないからです。

 

指定事業者と対応(2019年9月現在)

ハニークローバー→お盆明けに週5日シッター手配も、9月中旬まで2日しか見つからず。その後、2日追加で見つかり、契約。

 

ポピンズ→9月6日問い合わせ後折り返すといっていまだ連絡なし

 

キッズライン→9月上旬まで説明会をやっていたそうだが、休止し、事実上の受け入れ中止。9月20日頃問い合わせフォームが完成し、申込可能となる。

 

スマートシッター→直接説明をするので来社してほしいというメールがあり、日程を連絡。ハニークローバーが決まったため、やりとりを終了。

 

HAS→ベビーシッター助成制度利用の問い合わせを中止(9月中旬ごろ)

 

私がやったこと

とりあえず、いてもたってもいられなくて、ベビーシッター利用支援事業の担当者に電話で現状の共有と、要望の連絡をいれました。

 

伝えたことは、

・現在指定事業者の認定ベビーシッターの不足により、需要と供給のバランスが崩れていること

・それに伴って私を含めて復職できないママが増えていること

・資格保持者じゃなくても、両親が一筆書くことで、ベビーシッター利用支援事業を利用できるようにしてほしい

 

ということ。

でも、回答は、やはり資格保有者でないと質が担保できないので・・・

 

ということでした。

担当者はそういうしかないと思いますが・・・。

期待が大きかっただけに、落胆が大きい、このベビーシッター助成制度(ベビーシッター利用支援事業)です。